キュービクルの改修や交換工事が高いと思い込んでいませんか?キュービクル工事の費用は、中古品やレンタルを活用したり、新電力へ切り替えたりすることで、コストダウンを図れるのです。
工事費用を節約したいなら、コストダウン提案をしてくれる会社に頼むべき。ここではキュービクル工事の費用を削減できる方法と、それらを提案してくれる電気工事会社を厳選して紹介しています。
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リユース(中古)キュービクルといっても、ニーズに合わせて部品を組み直し、場合によっては新品の部品を使うこともあります。
これを活用することで、新品に比べてコストを2~3割ほど削減できます。
参照元:株式会社山電(https://cubicle-yamaden.com/used/)
本体価格330万円+設置工事費50万円、計380万円かかるところ、本体価格240万円+設置工事費50万円、計290万円で済むと仮定した場合、節約額は90万円となり、元々想定していた380万円の約2割が削減できた計算となる。
現状で東京電力と契約している事業所に限りますが、切替前と比較しておおよそ5%~15%ほど、電気料金(基本料金)の値下げが叶うケースがあります。
参照元:はじめてのDX(https://hajimeteno-dx.com/article/highvoltage_power-case)
キュービクルを設置する際、自社で購入せずにレンタルしたり、リース品を使用することで、設置にかかる初期費用や保守点検の費用を抑えられ、事故のリスクも回避できます。
既存のキュービクルを撤去して低電圧に切り替えることで、法定検査の際に電気主任技術者へ支払う報酬分の節約になり、事故のリスクを回避できます。
キュービクルとは、簡単に言えば、高い電圧を低い電圧に変える機械を収納した設備のこと。大規模な商業施設の屋上などで、やや大きめの扉付きの箱を見たことがある人もいると思いますが、あの箱のことをキュービクルと言います。
変電所や発電所から送られてくる電気は、そのままでは電圧が高すぎて使うことができません。そこで、たとえば一般家庭で使う電気の場合、いんたん電柱に設置している変圧器(ポリバケツのような灰色の装置/トランスと言います)を通し、電圧を下げて(変圧して)使える状態にします。
キュービクルは、一般家庭で言う、この変圧器と同じ役割のもの。一般家庭とは異なり、大規模商業施設などでは多くの電力を必要とするため、電柱の変圧器だけでは対応できません。そこで、施設の規模に応じた変圧装置としてキュービクルが必要になる、ということです。
なお、かつては施設内に「電気室」や「変電室」と呼ばれる部屋があり、これらの部屋で変圧する仕組みが一般的でした。現在では、変圧装置の技術が向上したため、施工費用の削減や設備の狭小化の観点からキュービクルを設置する施設も増えてきました。
外観はただの無機質な金属の箱ですが、発電所から送られてくる電気を安全に変圧する役割を持つ以上、箱の中には非常に複雑な装置が収納されています。たとえば次のような装置です。
各装置の具体的な役割については割愛しますが、キュービクルの中には様々な専門装置が収納されていることだけでもイメージしておいてください。
発電所や変電所から送られてくる電気を変圧するのがキュービクルの役割、と説明しました。もう少し具体的に役割について確認してみましょう。
電気の必要な機器を動作させるとき、必要となる電圧は100Vまたは200V。電灯には100Vが必要で、動力には200Vが必要です。
ところが、発電所や変電所から送られてくる電気の電圧は6,600V。とてもそのままの状態で実用することはできません。
そこで上述の通り、一般家庭向けとしては、電柱に設置されている変圧器(トランス)を通じて100Vや200Vに変圧します。一般家庭よりも多くの電気を消費する施設などでは、電柱の変圧器では心もとないため、キュービクル(または電気室・変電室)を通じて100Vや200Vに変圧します。
発電所や変電所から送られてくる電気を使える状態にするのが、キュービクルの役割と考えてください。
電力の契約方式には、大きく分けて「低圧受電契約」と「高圧受電契約」の2種類があります。これらのうち「高圧受電契約」を結んだ場合に必要となるのがキュービクルです。
それぞれの契約内容の違い、電気料金の違い、キュービクルを設置するときの注意点などを見ておきましょう。
変電所を通じて送られる6,600Vの電圧を、電柱の変圧器(トランス)で変圧して電気を送ってもらう契約が、低圧受電契約です。一般家庭や小規模な商店などでは、通常、低圧受電契約が結ばれています。
変電所を通じて送られる6,600Vの電圧を、変圧することなくそのまま自社の変圧システム(キュービクルなど)に送ってもらう契約が、高圧受電契約です。大規模商業施設やオフィスビルなどでは、通常、高圧受電契約が結ばれています。
電柱に設置されるトランスも建物の屋上等に設置されるキュービクルも、変電所から送られる6,600Vの電圧を変圧するという意味で役割は同じ。ただし、トランスは電力会社が敷設・管理・保守していることに対し、キュービクルは建物の持ち主が敷設・管理・保守しています。当然、電力会社にとっては、前者のほうが手間もコストもかかります。
そのような背景から、電気代の単価は、低圧受電契約よりも高圧受電契約のほうが割安。設置の初期費用や管理コストがかかったとしても、施設が大規模であればあるほど、キュービクルを設置したほうがコスト削減につながる傾向があります。
一度設置したキュービクルを再設計・拡張するには、莫大なコストがかかります。のちになってから拡張が必要な事態にならないよう、初期の設計段階で綿密に計画を立てておくようにしましょう。具体的には、次の3点をしっかりと確認しておきます。
キュービクルを設置する主なメリットを3点ほど見ておきましょう。
キュービクルを設置するということは、電力会社が設置する電柱のトランスを利用しなくても良いということ。言い換えれば、電力会社の有料サービスを一つ削減することができるので、その分、電気代が安くなります。キュービクルの設置には大きな初期費用がかかりますが、長い目で見れば、それでもキュービクルを設置したほうが節約につながる傾向があります。
近年では、電柱の変圧器でも事足りるにも関わらず、長期的な電気代節約を目的として、あえてキュービクルを設置するマンションも増えてきました。
基本的にキュービクル自体は、狭いスペースにも設置できるほどのコンパクトな箱。将来的な拡張に備え、多少のスペースの余裕は必要ですが、さほど広いスペースではなくともキュービクルは無理なく設置できます。
キュービクルは、工場で製作したものを小分けし、現場に運んで組立て配線接続すれば設置が完了します。現場でゼロから作るものではないので、設置工事が簡単で工期も長くありません。
メーカーによって様々なタイプのキュービルがありますが、ここでは参考までに、淀川変圧器株式会社の公式HPから、同社が取り扱っているキュービクルの一部をご紹介します。
依頼者の要望に応じ、オーダーメイドで製作するキュービクル。設置場所の奥行や高さなどに制限がある事例などで、オーダーメイドが検討されます。
ビルやマンションの建築現場など、設置スペースが狭い場所で活躍できるキュービクルです。
トンネルやシールド現場のための設計されたキュービクル。耐熱性、耐塵性、耐湿性などに優れています。
励磁突入電流抑制開閉器を搭載したキュービクル。励磁突入電流とは、変圧器に電流を入れた際に突発的に流れる大きな電流のこと。キュービクルのメーカーに対し、電力会社から対応を求められている問題です。
低圧から高圧に変圧するためのキュービクル。非常用発電設備や試験用電源設備などに使用されます。
複数のコストダウン方法を提案可能
神奈川県内をメインエリアとして、キュービクル工事に対応している会社です。キュービクルの工事・点検に携わるのは経験豊富なスタッフばかり。
自社エンジニアによる施工・設置はもちろん、協力会社と連携して最良の形での工事を心がけています。
キュービクル工事に関する様々なコストダウンの方法を熟知しており、どう提案すれば、依頼者がより良く事業を進められるかまで考えています。
依頼者が工事費用を一括で用意できないケースに備えて、ローン対応も可能。要望に合わせてなるべく安く、の実現に全力で取り組んでくれます。
リユース品の 活用 |
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新電力への 切替 |
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レンタル | |
低電圧化 |
所在地 | 神奈川県座間市 相模が丘5-32-14 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 公式サイトに 記載なし |
電気に関わる対応ノウハウが豊富
キュービクルを新設する際の設計・施工はもちろん、キュービクル内のトランス増減、PASや各機器の交換にも対応しているニイクラ電工。
公式サイトではキュービクル工事を始め様々な電気工事の事例が紹介されており、状況に応じた対応ノウハウが蓄積されています。
さらに現状はキュービクルに問題が無くても、電気主任技術者による法定点検の際に、指摘される内容によっては、一部部品だけでも交換が必要になるケースがあります。
ニイクラ電工はそういった指摘をされた時に、頼れる相談先の一つと言えます。
リユース品の 活用 |
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新電力への 切替 |
記載 なし |
レンタル | |
低電圧化 | 記載 なし |
所在地 | 神奈川県綾瀬市 上土棚中3-5-53 |
営業時間 | 公式サイトに 記載なし |
定休日 | 公式サイトに 記載なし |
設置から保安点検までワンストップで対応
施設開業に伴うキュービクルの新設から、老朽化による補修・交換に対応している日本テクノ。
北海道から沖縄まで各地に拠点を置き、キュービクル工事だけでなく、保安点検まで自社でワンストップ対応しています。
電気工事に関連した様々なサービスを展開し、自社で電力小売の依頼にも応えられる体制を整えています。
また、電力使用量の見える化や電力自動検針システムを使った省エネ対策にも力を注いでいます。
リユース品の 活用 |
記載 なし |
新電力への 切替 |
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レンタル | 記載 なし |
低電圧化 | 記載 なし |
所在地 | 神奈川県横浜市港北区新横浜3-19-5 新横浜第二センタービル10階 |
営業時間 | 9:30~17:00 ※カスタマーセンター 電話受付時間 |
定休日 | 土・日・祝日・年末年始 ※カスタマーセンター |
所在地 | 神奈川県横浜市 神奈川区 松見町4-1020 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 土・日・祝 |
昭和29年創業。工場や官公庁、商業ビルと多方面の電気工事を請け負っています。
所在地 | 神奈川県横浜市 神奈川区 子安通2-275 第2細井ビル 3・4階 |
営業時間 | 記載なし |
定休日 | 記載なし |
昭和54年設立の電気工事会社。「CSR方針」に則り、顧客への安心と従業員へのやりがいを提供しています。
所在地 | 神奈川県鎌倉市 大船2-19-16 |
営業時間 | 記載なし |
定休日 | 記載なし |
昭和39年創業。キュービクル工事を始め、各種電気工事全般に対応でき、2018年には電気工事の特定建設業許可を得ています。
所在地 | 神奈川県横浜市 戸塚区戸塚町121-2 |
営業時間 | 8:30~17:30 |
定休日 | 土・日・祝日 |
昭和42年創業。住友グループの一員である住友電設の関連会社であり、高層ビルや都市再開発などの場面で、キュービクルの設置を行なっています。
所在地 | 神奈川県横浜市 保土ケ谷区 峰岡町2-254-2 |
営業時間 | 記載なし |
定休日 | 記載なし |
平成5年創業。依頼者から信頼される良質な工事を基本理念に掲げており、経験と知識を積み重ねたスタッフが電気工事に対応しています。
所在地 | 神奈川県横浜市 栄区小菅ヶ谷1-4-3 |
営業時間 | 記載なし |
定休日 | 記載なし |
平成17年創業。一都六県+山梨に拠点を持ち、幅広いエリアをカバーしています。調査・見積りを迅速に行っているため、スピーディな工事が期待できます。
所在地 | 神奈川県秦野市 南矢名953-18 |
営業時間 | 記載なし |
定休日 | 記載なし |
電気工事の他、電気通信工事、消防設備工事も請け負っている会社。技術力の高さは県のお墨付きです。
所在地 | 神奈川県横浜市 鶴見区大黒町9-7 |
営業時間 | 8:30~17:00 |
定休日 | 土・日 |
建物の電気工事・通信工事の他、鉄道施設や工場関連の電気工事にも携わっている会社です。
所在地 | 神奈川県横浜市 緑区東本郷5-3-1 |
営業時間 | 記載なし |
定休日 | 記載なし |
キュービクル工事に加えて、オール電化や太陽光発電などもカバーしている会社。公式サイト上で電気設備工事の実績を列挙しており、規模の大小にかかわらず工事に対応できます。
所在地 | 神奈川県綾瀬市 上土棚中3-5-53 |
営業時間 | 記載なし |
定休日 | 記載なし |
キュービクルの新設に伴う設計・施工に加え、キュービクル内の部品交換にも対応できる会社。レンタルにも注力しています。
所在地 | 神奈川県横浜市 港北区新横浜3-19-11 加瀬ビル88 904号 |
営業時間 | 記載なし |
定休日 | 記載なし |
キュービクルの新設はもちろん、更新や点検など、キュービクル工事に関わる全般的な業務を行なっている会社です。
所在地 | 神奈川県相模原市 中央区田名2294-13 |
営業時間 | 8:30~17:30 |
定休日 | 土・日 |
電気・通信工事を始め、各種設備の保守点検や土木工事に至るまで、幅広く対応している会社です。
所在地 | 神奈川県藤沢市 辻堂元町5-2-3 |
営業時間 | 記載なし |
定休日 | 記載なし |
昭和57年に設立された電気工事会社。公式サイトには平成26年から令和2年までの施工実績が掲載されています。
所在地 | 神奈川県相模原市 南区上鶴間1-12-1 |
営業時間 | 記載なし |
定休日 | 記載なし |
1973年創業と半世紀近く営業している老舗の電気工事会社。各現場に合わせた工事をするためのノウハウを豊富に持っています。
所在地 | 神奈川県座間市 相模が丘5-32-14 |
営業時間 | 記載なし |
定休日 | 記載なし |
神奈川県全域を対応エリアとする電気工事会社。できる限りコストを下げた工事を提案してくれ、省エネの相談にものってくれます。
所在地 | 神奈川県厚木市 七沢1535 |
営業時間 | 9:00~20:00 |
定休日 | 公式サイトに 記載なし |
株式会社MECは、スイッチの増設からキュービクルの電気工事まで、様々な種類の電気工事を提供している、厚木の総合電気設備工事会社です。
所在地 | 神奈川県横浜市 西区平沼2-10-16 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 日曜日 祝祭日 |
電気工事のことなら田辺電業社にお任せください。神奈川、東京、埼玉、茨城にも出張します。
所在地 | 神奈川県横浜市 港北区小机町19番地 |
営業時間 | 公式サイトに記載なし |
定休日 | 公式サイトに記載なし |
アイキン電機工業は電気設備工事の設計・施工や、家庭用電気自動車の充電器販売にも対応している会社です。
所在地 | 【本社】 神奈川県横浜市 旭区若葉台2-5-305 |
営業時間 | 公式サイトに記載なし |
定休日 | 公式サイトに記載なし |
神奈川県東部を中心に、関東エリアでキュービクル工事に対応している荒井電気工事。電気工事業全般のほか、空調工事も可能です。
所在地 | 神奈川県藤沢市下土棚210-1 |
営業時間 | 8:30~17:10 |
定休日 | 日・祝日・年末年始 |
キュービクル工事を含む、企業や家庭向けに電気の点検・保安業務を実施しています。
所在地 | 神奈川県横浜市金沢区町屋町3-15 3-C |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 土・日・祝日 |
キュービクル入替工事、キュービクルの撤去搬出処分、キュービクル塗装補修に対応しています。
所在地 | 神奈川県平塚市平塚4丁目33番2号 |
営業時間 | 8:00~17:00 |
定休日 | 土・日・祝日 |
これまでに80年以上の経営実績があり、湘南平塚を中心にして電気設備工事を行ってきた会社です。ISO14001認証やイクボス宣言などにも取り組んでいます。
所在地 | 神奈川県横浜市鶴見区大東町5-9 |
営業時間 | 9:00 ~ 18:00 |
定休日 | 土・日 |
平成20年創業。一般電気工事以外に、オフィスビルメンテナンス工事やJR駅構内通信設備工事などを行っています。確かな技術と信頼で、をモットーとして明るい都市造りを目指しています。
所在地 | 神奈川県相模原市南区磯部4850-1 |
営業時間 | 8:00~17:00 |
定休日 | 土・日・祝日 |
株式会社電商相模は昭和53年の設立以来、神奈川県央地区を中心に、北は東京都多摩市、南は藤沢市まで幅広いエリアに対応している電気工事事業者です。キュービクルをはじめ、一般家庭から企業、官庁までさまざまな工事に対応。株式会社電商相模は緊急時にいち早く駆けつける「機動力」に自信があります。
所在地 | 神奈川県川崎市高津区蟹ケ谷155-11 |
営業時間 | 9:00 ~ 17:00 |
定休日 | 土・日 |
泰平ライジングは電気設備工事全般を請け負っており、小規模な施工から大規模工事までに対応しています。キュービクル式高圧受電設備の各配線や設置のほか、それらの設備と電気機器の取付、据付や撤去などにも対応しています。安全確認・現場の片付けを徹底し、チーム全体のコミュニケーションも重視しています。
所在地 | 神奈川県小田原市延清219 |
営業時間 | 9:00 ~ 18:00 |
定休日 | 土・日 |
富士電業株式会社は小田原市を中心に電気工事一般・建柱・受変電設備の工事を請け負う会社です。飲食店や治療院などの小規模な施設の電気設備から商業施設の電気工事まで対応。引込工事や試験関係も実施しています。キュービクル工事は万が一を想定して安全を意識し、どの工事もチームやメンバーが一丸となって細心の注意で臨んでいます。
所在地 | 神奈川県横浜市旭区川井宿町8-4(本社) 神奈川県厚木市長谷1249-10(厚木事務所) |
営業時間 | 公式ホームページに記載なし |
定休日 | 公式ホームページに記載なし |
神奈川県に拠点を構え、関東エリアでキュービクル工事を始めとした電気設備工事を請け負っています。電気設備工事だけでなく通信工事などにも対応可能です。
所在地 | (本社)愛知県名古屋市中区錦2-18-19 三井住友銀行名古屋ビル7階 |
営業時間 | 公式ホームページに記載なし |
定休日 | 公式ホームページに記載なし |
電気設備工事だけでなく、保守・点検などさまざまな業務を全国規模で提供している会社です。北は北海道から、南は沖縄までしっかりとサポートし、必要な場所へ必要なときにサービスを届けられるようにという体制を整えています。
所在地 | 【本社・川崎工場】神奈川県川崎市高津区宇奈根847番地 |
営業時間 | 公式ホームページに記載なし |
定休日 | 公式ホームページに記載なし |
新日電機株式会社は、キュービクル工事を含め、さまざまな電気設備工事に携わっている企業です。神奈川県川崎市の本社(工場)を拠点として、キュービクルの新設およびリニューアルの相談に対応します。相談から取り付けまでを一括して担当し、工事後の耐圧等、各種測定・試験もサポートしています。
所在地 | 神奈川県横浜市青葉区市が尾町719森ビル305 |
営業時間 | 公式ホームページに記載なし |
定休日 | 公式ホームページに記載なし |
株式会社正巧社は、キュービクルのほか、トランスなどについても相談可能な会社です。中古・新古の両方を取り扱っているため、コストを抑えたいと考えた場合は中古についても相談できます。中古品というと不安を感じてしまう方もいますが、熟練者による整備と納品を行っているため、不安を抑えることにもつながるはずです。
キュービクル工事でコストを抑えるためには、工事前後でどこに費用がかかっているのかを把握する必要があります。
例えば、工事そのもののコストを抑えるのであれば、リユース品を使ったり、レンタルやリースで対応する方法が挙げられます。初期費用を抑えるという観点では、ローンの利用も検討しておきましょう。
設置後の各種費用も節約できる可能性があります。例えば電力会社を切り替えることで、基本料金の減額が見込めます。
また、キュービクルを撤去した方が資金的なメリットにつながるケースもあります。
それぞれどのようにコストを下げられるのか、説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。
見積もりから設置完了までのスケジュールは業者によって細かい違いがありますが、ここでは多くの業者に依頼した際に共通している、一般的なスケジュールをご紹介します。
まずは問い合わせからです。
キュービクルを扱っている業者を選び、電話や問い合わせフォームから見積もりを依頼します。
問い合わせフォームであれば基本的に24時間いつでも可能ですが、電話の場合は対応可能時間をチェックしておきましょう。
問い合わせには必ずリアクションがありますので、その後に打ち合わせや現地調査を行います。
ここでは基本的な説明や設置が可能なのかといった話になりますので、キュービクルに関する疑問があればぶつけておきましょう。
現地調査の後、見積もりを提示してもらいます。
その後は更なる打ち合わせを経て、双方が合意した際には契約となります。
もちろん契約は必須ではありません。
現地調査や見積もりを経て納得できない場合、契約する必要はありません。
契約締結後はキュービクル設置工事が行われます。
日程に関しても相談して決定し、施工から2~3日程度で設置が完了します。
打ち合わせがスムーズであれば、見積もりから設置完了までは4~5カ月程度です。
キュービクルの費用は、キュービクルの種類によって異なります。
そこで、キュービクルを4種に分類し、それぞれどの程度の費用がかかるのかをご紹介します。あくまでも目安の一つとしてご理解ください。
電力消費量100kWh、230cm×150cm×100cm(縦×横×高さ)のスペックが多くのメーカーの標準的な小型サイズとなっており、費用は1機につき200万円程度が相場となっています。
1機につき100kWhになりますので、必要な電力量に応じて小型キュービクルを用意・設置する形となります。
スーパーや中規模の工場など、100kWhでは物足りない環境の場合、小型キュービクルではなく標準キュービクルとなります。
サイズに関しては小型キュービクルの2機分となっています。1機当たりの相場は300万円から400万円程度で、小型キュービクル同様、必要な消費電力に合わせて数を用意する形となります。
病院、大規模商業施設・工場、鉄道会社などで用いられる機会が多いサイズですが、大型になると使用する電力量によってサイズ等が異なり、特注品として用意してもらうケースも多いです。
そのため、費用に関しても様々で、安いものであれば500万円程度ですが、高いものになると800万円程度になるものもあります。
キュービクルの選び方は、基本的には消費電力です。
設置できるサイズではなく、消費電力量に応じたキュービクルが必要になりますので、まずは自社の消費電力を把握しましょう。すると、どの程度のキュービクルがマッチしているのかが把握できます。
年間電気料金は、日々の電気使用量の蓄積ではなく、最も多く電力を使用した日のkw数を軸に1年間分の電気使用料金が決まる、「ピークカット」と呼ばれるスタイルが採用されています。
そして、多くの企業が最も多くの電力を使用するのが夏です。そのため、夏場の電気料金を抑えることで、夏場だけではなく年間電気料金の節約にも繋がります。
適切なキュービクル選びも重要です。
例えばピーク時に50kWh程度しか使用しない環境であれば、200kWh、300kWhのキュービクルは不要です。電力数が多ければ多いほど、キュービクルの価格は高くなりますので、無理に大きなサイズのキュービクルを導入するのではなく、消費電力に見合った適切なキュービクルを選ぶことが大切です。
電気を必要とする機械は、経年劣化によって電気効率が低下します。結果、多くの電力消費を伴い、電気代が高くなってしまうケースが珍しくありません。
そこで、電気効率が悪化している機械を入れ替えることで、電気効率が向上し、電気代の節約となります。但し、新しい機械の導入にも費用がかかりますので、入れ替えることで節約になるのか、事前に試算しておきましょう。
補助金を活用することで費用を安く抑えたいと考える事業者も多いのですが、実は補助金を導入してもさほど安くはありません。
その理由として、補助金の対象がキュービクル内部の変圧器に対してのもので、トップランナー基準を満たしている元々の値段が高額の機種のみです。
安くなるのは事実ですが、元値が高額なので想定した予算を越えてしまうこともあります。
補助金を考えているのであれば、予算の総額とよく比較しておきましょう。
まずは電気料金がかかるのですが、一般家庭とは料金体系が異なります。
まず低圧受電に関しては電線から送られてくる電力使用量になりますので、こちらは一般家庭同様の料金体系となっています。
一方の高圧受電の場合、キュービクルは施設側が保有・管理していますので電力会社へのメンテナンス料金を支払う必要はありません。
つまり、電力量が多くなればなるほど、高圧受電の方がお得になります。
キュービクルを設置すると、電気事業法に基づく定期点検が義務付けられています。
定期点検は稼働中のキュービクルに異常がないのかや劣化している部品がないのかをチェックする月次点検と、施設への送電を一旦停止し、月次点検では点検できない施設内部の部品チェックまで行う年次点検の二種類となっています。また、メンテナンスは電気主任技術者資格の保有者でなければなりません。つまり、自社に電気主任技術者がいない場合、外部委託してメンテナンスを行わなければなりません。
キュービクルの寿命はおよそ20年から30年程度とされていますが、使用環境によって異なります。つまり、劣化するものです。劣化することで機能の低下も招きますので部品の交換が必要になるケースもあれば、消費電力に変化が生じることでキュービクルの増設が必要になれば、増設工事が必要になり、費用が生じます。
増設する場合、費用だけではなく場所も確保しなければなりませんので、考慮しなければならない点が多々あります。
キュービクルを設置する際には場所の問題も考慮しなければなりません。
場所によっては追加費用が生じるケースもありますので、場所の選定もまた、重要です。
現実的にキュービクルは設置スペースが必要なので、使用できる敷地・スペースからキュービクルを考えなければならないケースもあります。
広い敷地であれば問題ないのですが、狭い敷地の場合、ビルや電気室の屋上に設置するケースもありますが、この場合は基礎工事が必要になります。
また、広い敷地ではあっても地盤が弱い場合には、やはり追加で基礎工事が必要になるケースもあります。このように、場所によって費用が異なる点も考慮する必要があります。
キュービクル設置の周辺環境も考慮する必要があります。
例えば寒い地域の場合、キュービクルの温度管理のために屋根やヒーターを追加設置するケースもありますし、暑い地域の場合、屋内、あるいはひさしを作るなどしてキュービクルを熱くしないための対策が求められます。
また、沿岸地域の場合、塩害対策が求められます。海の塩によってキュービクルが錆びてしまうと、劣化を招くだけではなく、故障の原因になってしまいます。
キュービクルの部材の耐用年数がおよそ8年から15年とされています。
耐用年数を超えての使用は電力の過剰・余剰消費だけではなく、故障による事故の原因となってしまいますので、キュービクル本体の交換も、耐用年数程度が目安とされています。
キュービクルを交換するメリットは主に二つ挙げられます。
まずは事故の防止です。
キュービクルは使用によって劣化します。劣化することで、事故のリスクが高まります。特に懸念されるのが漏電です。劣化によって漏電することで、施設を停電させてしまう恐れがありますが、新しいキュービクルであれば漏電リスクは低いです。
そして劣化した機械は電力効率が悪化しますので、新品に取り換えることで使用電率効率が上昇し、電気使用量抑制に繋がる点が二つ目のメリットです。
キュービクルの交換費用は、基本的に初期費用と同じく本体価格と設置費用となります。 電力規模によって、およそ下記の費用となります。
もちろん設置場所や環境、立地等によって費用は異なりますので、より具体的な費用を知りたい場合には、業者に相談してみましょう。
キュービクルの交換はサイズを問わず、およそ3か月程度です。
内訳としては、キュービクル本体の図面作成が1か月程度、設置工事が2か月程ですが、こちらもあくまでも目安として把握しておきましょう。
キュービクルは基本的に部材での交換が可能です。
しかし、小さい部材のみの交換には対応しない業者が多いです。他の部品と一緒に小さい部材も依頼する場合には対応できても、小さい部材のみですと、請負先の採算の問題もありますので断られてしまう可能性が高いです。
この点に関しては請負先業者によって異なる部分となりますので、部材交換にどこまで対応しているのか、事前に問い合わせておくとよいでしょう。
キュービクルを設置・交換した際は、保安規定や主任技術者について産業保安監督部へ届け出る必要があります。ただし、管轄の産業保安監督部が2箇所以上になる時は経済産業省に届け出ましょう。キュービクル工事の際は、消防署への電気設備設置届の提出も求められます。
キュービクルは単一の機器ではなく、複数の機器を組み合わせています。内部に搭載されている機器は、主に機器は変圧器や電圧計・電流計、コンデンサーや遮断器などです。これらの機器が相互に動くことで機能しています。
キュービクルは適切な運用・保守が求められますが、不備があるとトラブルや事故をまねくおそれがあります。例えばVCBの短絡や、各種遮断器の焼損などです。こうした事故を防ぐためには、定期的な機器の点検やメンテナンスが求められます。
キュービクルの中には、ポリ塩化ビフェニル化合物(PCB)が含まれている場合があります。PCBは危険な物質であり、含有物は各種法令に基づいた届け出と、適切な保管・処分が求められます。なお、PCB含有物の処分は期限が定められていますので、早めに対応しましょう。
建築基準法の定める電気設備としてキュービクルを設置する場合、適正な消火器の配置など消火設備についても考えなければなりません。なお、消火設備の設置条件は自治体ごとの火災予防条例などによって定められています。
キュービクルは高圧電気を受電する設備のため、故障やトラブルにより火災などのリスクがあることから離隔距離が定められています。屋内・屋外でそれぞれ離隔距離は異なっているため、設置時には必ず確認をしておきましょう
国内にはキュービクルを製造するメーカーが複数社存在するため、設置時にメーカーごとに違いはあるのか気になる人も多いでしょう。設置に関してメーカーに違いはあるのか、また設置する際に適したメーカーをどう選ぶべきかなどを調査してみました。
キュービクルの責任分界点とは、電力会社と所有者・管理者の責任範囲を分けている箇所です。キュービクルは原則自主保安ですが、トラブルが発生し、波及事故につながった場合、電力会社か所有者・管理者において責任範囲を明確にするために責任分界点が設けられています。
キュービクルの高圧ケーブルや保護装置などに故障が生じると波及事故が発生する可能性があります。波及事故が起こると、自社だけでなく広範囲に長時間停電を引き起こしてしまうため、甚大な損害賠償につながりかねません。
キュービクルの最適なトランス容量を求めるにあたっては、業者やメーカーに計算を依頼するのが一般的です。
自力で計算することも出来ますが、専門知識が必要となるため、素人考えで計算をするのはやめましょう。